オープンソースロボット × TKS事業部のソリューション
オープンソースハードウェアの活用は、柔軟性とコストパフォーマンスの両立を実現します。TKS事業部では、調査・調達・製造の各フェーズをサポートし、研究・教育・実証実験に最適なソリューションを提供します。
GELLO(https://wuphilipp.github.io/gello_site/)は、教育・研究向けに開発されたオープンソースロボットアームです。TKS事業部ではお客様よりのご要望を受けて、以下のサポートを提供しました。
納品後すぐに利用可能な状態でお届けし、研究現場や教育機関での導入を支援いたします。
なおGELLO は、模範学習のために連携させるロボットアーム別に設計がされています。今回は「UFactory xArm 7」および「Universal Robots UR5」それぞれ向けの GELLO のパーツ調査・調達・製造までを担当し、納品いたしました。
3Dプリンタで 左右 2基分の必要パーツをプリント (写真はUR5 版)
UR5 版 GELLO 組み立て完成品 (片腕分)
xArm 7 版 GELLO 組み立て完成 (片腕分)
弊社ではお客様のニーズに合わせて、以下のような3段階での支援が可能です。
・海外ソースの部品を日本国内で調達可能か調査
公開されているパーツリストを参照し、必要な部品が日本国内で調達可能かを調査いたします。
・3Dプリント用のSTLデータの有無の調査、再現性評価
3Dプリンタを使って用意するパーツの指定がある場合には、STL データからパーツの3Dプリントの再現性があるかを評価します。
・調査結果はリスト化してご提出
TKS事業部にて独自にパーツリスト一覧を作成し、ご提供いたします
部品一式をキット化して納品。組立はお客様に実施いただくスタイル
必要な部品一式を弊社にて調達し、キットとしてご提供します (※)。パーツの状態から組み立てる等、教育用教材・学習用途にも最適です。
※3Dプリントが必要なパーツについては、キットには含めずにお客様の元でプリントいただくことも、弊社の3D プリンタにて出力しご提供することも可能です。ご希望をお知らせください
パーツ調査~調達までワンストップ対応
必要パーツの3Dプリント出力、電装部品の配線、組立も弊社が代行し、「完成形」の状態で納品いたします。
GELLO は、模範学習のために連携させることのできるロボットアームとして、2025年4月現在「Franka Emika Panda」「Universal Robots UR5」「UFactory xArm 7 / Lite 6」「Annin Robotics AR4」が対象となっています。
TKS 事業部では、GELLO 単体のご提供だけでなく、GELLOとこれらの各種ロボットアームを組み合わせたターンキーシステムとしての構築支援も承ります。
(なお弊社はUFactory 社の認定販売リセラーです。メーカーである中国 UFactory 社からの xArm 調達実績が多数ございますので、併せてお任せください)
本ページでは GELLO を事例としてご紹介しておりますが、GELLOだけでなく、他のオープンソースハードウェアの調達や組み立ても可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
GELLO(Generic Education and Low-cost Learning Object)は、教育・研究用途向けに設計されたオープンソースのロボットアームです。
低コストかつ汎用性の高い設計を特徴とし、部品リストや設計図、制御ソフトウェアは全てオープンに公開されており、教育機関や個人が自由に活用・再現できる点も大きな魅力です。大学や高専などでのPBL教材や、模倣学習などの研究用途での試作プラットフォームとしても注目されています。
Pythonベースのソフトウェア制御環境とROS(Robot Operating System)に対応しており、プログラミング学習やロボティクス研究への応用がしやすい構成となっています。
弊社の提案するターンキーシステムの一例です